今年の動物取扱業の研修は、亀のはなしでした。
亀といえば、お祭りの夜店でも売られている ちっちゃな ミドリガメ ですよね。
講師の先生がつれてきて見せてくれたのが、30センチくらいある大きな亀さん。
絶対噛みつきますと言ってペンを口元に持っていきましたが、その子は冬眠の最中に連れてこられていたので、ボーっとしているようでした。
が、それがミドリガメの大人になった姿、ミシシッピ赤耳ガメ でした。
もはやぜんぜんみどりではありません。
亀って、亀は万年って言いますが、寿命は長くて100年くらいだそうです。
なので、ミドリガメを飼うときは、50年は面倒見るつもりで、最低でも60センチの水槽が必要という事を覚悟しなければいけないそうです。
大きくなると、絶対バケツで飼うのは無理なんだそうです。
そんな事考えて買ってる人は少ないだろーな。むしろ いないな。。。
それで、川に逃がしちゃったりして、生態系を崩すんですよね。
その先生は、研究はもちろん、亀の駆除もしているそうで(許可が必要)、
大好きな亀なのに、関わっていくには厳しい面もあるんだなって思いました。
亀の場合、外来種が入るとなぜ悪いかというと、他の種類と仲良くなってしまって、雑種が生まれてしまうんだそうで、種類の特定が難しくなり、種の保存に影響が出るんだそうです。
食べられちゃっていなくなるって事ばかりではないんですね。
外来種もかわいいらしいです。ペットだしね。
亀は水辺を選んでトイレにするので、お風呂場とか水の流せるところにトイレを作ってやれば、自分でそこへ行って用を足すので、おうちで放し飼いをしている人もいるんだそうです。
清潔な水辺と日光浴のできるスペースは必要です。
とにかく亀に限らず、
ペットというものは生涯飼育されなければいけないモノということは、ずっと伝えていかなくちゃいけませんね。
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